貴方にお届けする生活ガイドブログ:17-8-18

21-02

7年前に母が、続いて3年前にお兄ちゃんが亡くなった。

それまで自由気ままに
結婚もせず、遊びまわっていたわたしも、
さすがに一人実家に残った病を抱えた父親を思い、
約20年ぶりに実家に帰った。

母が健在の頃から、
ビールを浴びるように飲む兄貴と父母の仲は、
しっくりいかなかった。

そしてママがクモ膜化出血で倒れ、
約二ヶ月の闘病の末亡くなった後は、
父親と兄貴の関係は修復しがたい程にこじれていった。

お母さんの死を自分のせいだと自らを責め続けるお兄ちゃんには、
お酒以外に逃げ場が無かったのかもしれない。

酔っては暴言を吐き暴れるお兄さんを、
親父は悲しい目で見ていた。

そんな生活が災いして、兄も亡くなった。
父親は「悲しいけれど、正直ホッとした」と僕に言った。

ぼくは、実家に戻りしばらくたってから、
母親が亡くなって以来そのままになっていた、
家の中の片付けを始めた。

そんなある日見付けた手紙の束の中に、
親父からママにあてた手紙があり、
俺は父に内緒でそっと開いてみた。

それはわしが生まれて間もなく、
父が出稼ぎ先から出したものだった。

内容は
「たまにしか会わないので、
息子たちが自分の顔を見て泣きだしたのがショックだった」とか
「早く一緒に暮らしたい」とかたいした内容では無いのだけれど、
家族に対する愛情が溢れていた。

私は涙が止まらなかった。
兄貴が生きている間に、ひと目見せてやりたかったという気持ちで、
胸が一杯になった。

仏壇の隅に父の目にふれぬようにそっと手紙を置き、
心の中で
「兄ちゃん、俺たちはこんなにも愛されて育ちましたよ」
とそっと呟いた。

そして、パパも昨年亡くなり、
私は本当に一人きりになってしまった。

でもミーの前には、3人の写真が有り、
今も3人からの愛情を感じている。

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